
前回の記事「発達障害の原因について ①」では、何らかの影響で脳が微細な損傷を受けることが、神経回路の正常なはたらきを妨げ、発達障害の様々な症状を引き起こす、ということをいいました。
では、何が脳にダメージを与えてしまうのでしょうか。
現在可能性が示唆されている要因として、3つあります。
| ① |
妊娠中のウイルス感染 母体がウイルスに感染すると、胎児の脳の発達に影響を及ぼすことがあります。 風邪も、何らかのウイルスに感染することで引き起こされるため、「単なる風邪」にも注意が必要です。 |
| ② |
出生直後の低体温・低酸素・低栄養状態 状態が安定した赤ちゃんを保育器から出し、お母さんに抱っこをしてもらう、という方法があります。この時、部屋には母子だけにするのではなく、誰かが必ず見守っているということが重要です。部屋の温度が低かったり、赤ちゃんが呼吸しづらい姿勢だったり、なかなか母乳を飲めなかったりしたときに、すぐにそれに気づき、適切に対応しなければなりません。このようにきちんと管理された環境でないと、生まれたばかりの赤ちゃんが、低体温・低酸素・低栄養状態になってしまう危険性があります。このような状態は、赤ちゃんの脳に微細な損傷を及ぼし、発達障害の原因となります。 |
| ③ |
ネオニコチノイド系の農薬 ミツバチなどの生物の神経系に影響を及ぼすことがわかっている農薬に、ネオニコチノイド系のものがあります。害虫以外の生物に対しても、毒性が高いということです。ヨーロッパの国や、カナダ等ではこの農薬が禁止・制限されています。 まだ明確な結論は出ていませんが、人体への影響が強く懸念されます。 |