14Jul
気分が沈んでやる気が起きない、何事も億劫に感じる・・・
このようなとき、思うように動けない自分を責めてしまいがちです。
実は、うつの状態のときほど意識が「自分」へ向かいやすく、自分を責める気持ちが強まるのも、症状のひとつです。
気分や感情、行動は、脳内の電気信号によるつながり、いわゆる神経回路によって決まっています。うつ状態は、この神経回路が「うつ」の症状が現れるような形で活動しているときに起こります。
神経回路の変化
思うように動けない時、「自分が怠けているのでは」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ですがそれは、ご自身の性格や努力、意思とはまた異なる話です。どんなにがんばっても、脳の機能上、コントロールすることはとても難しいのです。
うつ状態には真面目で責任感の強い方がなりやすい傾向があり、無意識のうちに自分自身に厳しくしてしまっている方も少なくありません。
小さなことに気づき、心配事や気になることを何度も考えてしまうこともあるかもしれません。
そんなときに思い出していただきたいことが、「脳の神経回路は、絶えず変化している」ということです。
何度も繰り返し使われる回路は、その働きがより強まります。反対に、あまり使われない回路は働きが弱まります。
勉強や練習を重ねるほど記憶が定着したり、技術が身についたりするのはこのためです。
また、新しいことを学んだり経験したりすると、そこに新たなつながりが生まれます。
年齢に関係なく、神経回路は日々変化しています。
休息について
治療中や休養中は、神経回路が「うつ」の状態から本来の状態へと変化していく途中の段階にあります。
休息することは、「うつ状態」の回路をそれ以上強めないことにつながります。
日々のストレスケアとして
休息が必要なのは、治療中に限った話ではありません。
日々のストレスケアとしても、休息は同じように大切な意味を持っています。
不安や怒り、恐怖などのネガティブな感情は、外部の脅威から身を守るための本能に基づいて引き起こされます。
意思の力でコントロールすることがとても難しく、また持続しやすい特徴があります。
日々こまめに休息をとることで、ネガティブな感情の高まりを、早い段階で落ち着かせることができます。
例えば、
・ちょっと疲れたな、と感じた時点で一息つく
・眠る前にスマホやパソコンから離れる時間をつくる
・忙しい合間にも、深呼吸を数回してみる
小さな休息の積み重ねが、神経回路が過剰に働き続けるのを防ぐことにつながります。
心と体が緩まる瞬間をもつことが大切です。
院長コラム一覧
- ・ 思うように動けない時
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- ・ 気持ちが少し軽くなるとき
- ・ 抗うつ薬のはたらき
- ・ 薬の効き方について









