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ストレスケア日比谷クリニック

考えすぎてしまうときに、できること

 気がつくと同じことを何度も考えてしまっている、
頭の中が考え事でぐるぐるして、止めようとしても止まらない。
このような状態は、多くの方が経験されます。

 「考えすぎてはいけない」と思うほど、かえって考えが強まってしまう、そんな経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。
「今、自分は考えで頭がいっぱいだな」と気づくことで、状況から一歩引いてみられることもありますが、なかなか思い通りにいかない時もあると思います。

 脳で情報を処理するときには「神経回路」という電気回路が働きます。
同じことを何度も考えていると、その回路がはたらきやすくなり、「考えるクセ」がついていきます。
これは筋肉と似ていて、繰り返すことではたらきが強くなるという性質があります。
そのため、気づくと同じ考えが浮かびやすくなり、考えすぎてしまう状態につながることがあります。

 今回は、そんな「止まらない考え」への対処のコツについてお話ししていこうと思います。

 対処のコツのひとつは、考えを頭の外に出すことです。
気になっていることや離れない考えを、紙などに書き出してみてください。
頭の中だけで抱えていると膨らみやすい考えも、外に出すことで整理されやすくなります。

 もうひとつは、身体を動かすことです。
その場ですぐにできるのは、ゆったりとした深呼吸や軽いストレッチです。
可能であれば、近所を短く散歩してみることも有効です。

 頭の中の世界に注意が向いている状態から、身体の感覚に意識を向けてみてください。
例えば、呼吸をしている感覚や、身体が伸びる感覚、足を動かしている感覚などです。
こうした感覚に注意を向けることで、思考の巡りから少し距離が取れることがあります

 このような行動は、いつもの考えの流れを一度ゆるめることにもつながります。
考え事から少し距離がとれると、普段は気がつかなかったことに気づくこともあります。

 「考えすぎ」の背景には、「自分はこうでなければならない」、「こうしなければならない」といった考え方があることも少なくありません。
こうした考えは、日々の生活を支えてくれる面もありますが、強くなりすぎると、自分を追い込んでしまうこともあります。

 無理に変えようとしなくても、つらくなったときに「自分を責めすぎていないか」と立ち止まってみるだけでも、少し楽になることがあります。

 また、考え続けても結論が出ないときは、いったん保留にすることも大切です。
「今すぐ答えを出さなくても良い」と考えても大丈夫なことは多くあります。

 つらい状態が続くときは、どうぞご相談ください。

 

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