3Feb
家の外でも、家の中でも、いろんな情報に晒されているいま、
こころはいつも緊張状態にあるといえます。
そして、私たちはそのことになかなか気がつきにくいです。
予め環境をつくっておく
かといって、スマホを見てはいけない、とか、SNSに気をつけよう、とか、
そう思っていても、意志の力がすり減るばかりで、実際になかなか状況を良くするということは難しいことだと思います。
前もって、こころが安らげるようなオリジナルの環境をつくってしまうというのが一つの手です。例えば、自分の好きな、こころが落ち着くようなものを揃えた一角をつくるのも良いでしょう。
私たちが自覚するよりも、目から入る情報は私たちに作用するといわれています。「お気に入りの場所」という言葉があるとおり、なんとなく好きなものに囲まれたような空間は、ほっとするものです。
また、「環境」といっても、目で見えるレイアウトに限りません。
例えば、「お風呂から上がった後の10分間は、何もしなくていい」などと、許可を与えてしまうのもいいと思います。
いつもせわしなく動き続けているいま、「この場所に来たら」、「この時間は」、という条件をあらかじめ自分でつくっておき、こころをありのままに放っておけるような環境を用意しておくのは、私たちにとっていつでも必要なことではないでしょうか。
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