職場でのストレス
昨今の世界経済は、未曽有の不況の下にあります。
このような状況の中で
「仕事量は増えているが、人員を増やすことが出来ない」
という非常にストレス負荷の多い職場が増えています。
このようなストレスフルな環境では、当然ストレス性疾患を持つ方は多く、今までストレスとは無縁だった方でもこのような病になってしまう場合が多々あります。
つまり、環境(=ストレス)の反応として、うつ状態、自律神経失調症、不眠症、心身症などにかかりやすい状態となってしまうのです。
反応性うつ状態の初期症状
「なんだか最近寝つきが悪い」
「朝早く起きてしまう」
「仕事中も集中力が無い」
「以前なら楽しめた趣味も、やる気がおきない」
などの、うつ病の初期症状から始まることが多いのです。
治療法について
また、このような場合は薬の治療だけでなく、ストレス源となっている環境に対してアプローチすることも大切です。
薬の治療だけではなく、環境の調整、職場の配置転換等を通し、様々な方向から病気克服のお手伝いができます。
【環境の調整】
症状、疾患の原因(ストレス因)が環境(職場、家庭etc)の場合、その環境を調整することにより、
ストレス軽減を図ります。
【配置転換】
ストレスの原因がその部署(環境)であった場合、復職にあたり、元いたところではなく、別な部署(環境)に
戻ることにより、復職へのハードルを下げます。
なかなか病院・クリニックに受診できない方は、まずは同僚や上司、ご家族に悩みを相談することから始めてみて下さい。
大切なのは、1人で悩まないことです。