3Feb
電気を消して、布団に入っても、なかなか眠れずに悶々とする、
みなさんは、そんな時間を一度は経験しているはずです。
「眠らなくてはいけないのに眠れない」、「なんでこんなに眠れないんだろう」、「そういえば今日こんなことがあったな、こうすればよかったかな」、「明日はあれが不安だ」・・・などと、眠れない時間は、不思議なほどまでに自分を責めるような思考が次々と浮かんできます。
眠ろうと努力しても眠れない
眠ることは、いくら「眠ろう」と思っても、意志の力ではどうしようもできません。
眠ることは意図してできることではなく、電気を消して布団に入って目を閉じるところまでは、自分でなんとかできますが、最終的に眠りにつくのは、自分の身体と脳の仕事です。
ぐるぐると考える
なかなか眠気が訪れないと、「早く眠らなければいけない、明日が心配だ」と思ってしまいがちです。「眠らなければ」と思えば思うほど、身体は目覚めてしまい、「眠れない」ということになります。
眠ろうと努力すると、かえって頭は冴えてしまい、そこからさまざまな心配事や不安、後悔など、ネガティブな考えが頭を巡ってしまうことが多いでしょう。これはとても辛いことです。
夜ではなく日中の過ごし方に注目する
不眠の原因は、夜の過ごし方というよりも、日中の過ごし方にあると考えています。
例えば、外からのストレスがあまりにも強かったり、自分の力を十分に発揮できていなかったり、心が休まる暇がなかったりすると、たとえ日中には感じていなかったとしても、夜に、不眠という形で、こころの負担が身体に表れることがあります。
眠れない」という結果に注目するのではなく、起きている間の過ごし方に意識を向けるのはどうでしょうか。少し身体を動かして陽の光を浴びたり、何か自分の好きなものに熱中できる時間を少しでもつくったり、活き活きとできる瞬間を増やしていくのが良いでしょう。
眠れない時間は
私は、眠れないときが訪れたら、本を読めるチャンスだと思っています。
たとえ1日眠れなかったとしても、生命にはかかわりませんから、なんとなくぼーっとしてみたり、読書をしてみたり、普段なかなかできなかったことをやってみるのも良いでしょう。
眠れない時間こそ、ふっと力を抜いて過ごしてみてはいかがでしょうか。