12Oct
前回の記事「痩せなければ」から自由に ①」では、摂食障害は、「認知の誤り」が根本にある病だというお話をしました。これを改善する方法はまだ確立されていませんが、可能性は確かにあります。
脳はもっと良くできる
偶然にも、認知症の薬で、摂食障害の患者さんに病識が生まれた例があります。
認知症のメカニズムはまだ明らかにはなっていませんが、脳の情報処理の不具合だ、という説があります。
「認知の誤り」も、脳の中で、器質的に情報処理がうまくいっていない状態であると考えることもできます。そうだとすると、「認知の誤り」は、根性でどうこうできるような問題ではないと分かります。
近年、脳の神経回路には可塑性があることが分かってきました。脳も鍛えることができるということです。歳をとるにつれて、能力は衰えていくと考えられていましたが、今はそれは否定されつつあります。脳は使えば使うほど、その部分が強くなっていくのです。「認知の誤り」が起きている脳も、変えることができるということです。
脳の機能を改善する薬やサプリメントの領域を、ヌートロピックといいます。認知機能や、記憶力、集中力など、脳のあらゆる機能を向上させる効果が期待されています。このような物質も役に立つといえるでしょう。
もしも、今、あなたが「痩せたい」思いでいっぱいになっているのであれば、ぜひ、鏡に映る自分の姿を疑ってみてください。本当は、あなたが認識しているよりもずっと美しいのです。