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ストレスケア日比谷クリニック

「ほどほど」よりも「ほどよく」

「ほどほどに〜しなさいね」と言われるときに使われる「ほどほど」という言葉がありますね。皆さんも、ほどほどにしようと心がけていることがあるのではないでしょうか。

「ほどほど」にしているものについて、これを是非「ほどよく」にしてみるのはどうでしょうか、というのが今回のお話です。

ほどほど

「ほどほど」は、量に関する言葉ですね。例えば、お酒や甘いもの、ギャンブルなどについて、上限に近づくのを制止しようとするときに使われます。「嗜む程度にほどほどにね」という感じですね。限度まで達してしまうと、「絶対にやめなさい」と言われます。まだそれほどにまでやりすぎていない時に「ほどほどにね」となるのです。現実には、「ほどほど」の1/2の量くらいがちょうど良いということもあるくらいです。

いろいろなものについて「ほどほど」というのは、そう悪いことではありません。

ほどよく

それに対して、「ほどよく」という言葉はどうでしょうか。「ほどよく」には、量だけではなく、質に関する要素も含まれます。その人にとっての最適な量とタイミングのことを意味します。仕事終わりの一杯や、疲れた時の甘いもの、友人との心の通ったひとときなどは、活力を与えられます。「ほどよく」というのは、当然、人によって違ってきます。

「ほどよく」何かをしているとき、その行動は、その人にとってプラスになることがとても多いでしょう。「ほどよい」甘いものやお酒、娯楽や人間関係は、人生にプラスにはたらくといえます。

いろいろなことを「ほどよく」

それ以上やって破綻してしまうことを防ぐ「ほどほど」と、行動することで人生にプラスをもたらす「ほどよく」、この2つの言葉は似ているようで、その意味を比べると天と地の差があることが分かると思います。

「ほどほど」に心がけていたことを、「ほどよく」にしてみるのはどうでしょうか。

今やっていることに対して、「これは、”ほどよく”にあたるんだろうか?」と自問してみるのも良いでしょう。「ほどよくやれているな」と思うときはそのまま進み、「ちょっと違うな」と思うときは、それを控えてみることで、また違った世界をみることができるでしょう。

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